フランチジェナ巡礼路3

La Via Francigena 3

フランチジェナ巡礼路は、イギリスのカンタベリーからイタリアのローマへと続く中世からの巡礼の道です。

フランチジェナ巡礼路の最終目的地は、ローマのバチカン、サン・ピエトロ大聖堂の中のサン・ピエトロ(聖ペトロ)のお墓にお参りすることです。サンティアゴ巡礼者のシンボルは帆立貝ですが、フランチジェナ巡礼のシンボルはバチカンの紋章にもある聖ペトロの鍵のはずですが、古い鍵をザックに付けている人はいませんでした。サンティアゴや聖ロッコなどの巡礼者を守護する聖人が帆立貝を付けているのでやはりここでも帆立貝のようです。

Tappa 13,  2018. 7. 07  BOLSENA –  MONTEFIASCONE    17,7 Km

朝6時過ぎ、広場のバールが開いていたので、朝食。イタリアの朝はエスプレッソかカプチーノ。エスプレッソを薄めたイタリア風アメリカン・コーヒーもあります、それにクロワッサン。これはクリーム入り、ジャム、チョコレートなど他にもいろんな種類があって美味しいです。朝食後みんな一緒に歩き始めます。今日の行程も高台の道からは美しいボルセーナ湖が見渡せます。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_710

我も行くニャー

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_719

青い空、青い湖

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_71e

オリーブ畑の道

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_71f

モンテ・フィアスコーネへ3時間、 ヴィテルボ7時間

dG95mQY2kew+rH7WnZg_thumb_721

あっ、羊が来た

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_722

すれ違う羊の群れ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_728

ヴィア・フランチジェナ、100km

m2gue%bHSGuYqHSHFIX2kg_thumb_729

湖の南端

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_72a

向こうの丘の上がモンテフィアスコーネ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_72d

モンテフィアスコーネの下のサン・フラヴィアーノ教会。正面から入って2階の裏から出るのが近道

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_734

モンテ・フィアスコーネの町中

フランチジェナ巡礼路もローマまで徒歩で100km、自転車で200km、クレデンシャルにスタンプがあればテスティモニウムと呼ばれる巡礼証明書がもらえます。ちょうど100kmのスタート地点がここ、モンテフィアスコーネです。町の名を訳すると大きなワイン瓶の山、地元の Est! Est!! Est!!!という銘柄の白ワインが有名です。昔から法王や大司教がローマへの旅路の途中に飲んだ美味しいワインです。この日はアーチをくぐってまっすぐ延びるカブール通りにあるディヴィーナ・アモーレ修道院に泊まりました。他に泊まれるサン・ピエトロ修道院は閉まっており、カプチーニ修道院は町の2km先です。午後は町に詳しいアレッサンドロの案内でみんなで町を散策しました。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_731

修道院のテラスからの眺め

LI0LfJG5RYWUyAdw49IxLw_thumb_733

青空と洗濯物

%3J+dO0aTWGoJpPEOXC9VA_thumb_73f

町の向こう側の眺め

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_737

町のテラスから、湖の向こうは夕立

SQmKZzdvTEmF6j+EqCJHMw_thumb_739

ペレグリーニのモニュメント

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_744

ボルセーナ湖に夕日が沈む

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_74b

日暮れの空

 

Tappa 14,  2018. 7. 08  MONTEFIASCONE –  VITERBO    18,3 Km

モンテフィアスコーネから坂を下ると巡礼路は石畳の古いカッシア街道を行きます。いちおうローマ時代の道が数キロ再現されています。シエナ以南のフランチジェナ巡礼路の元になっているのがカッシア街道なら、ローマからブリンディシまでの南フランチジェナ巡礼路の原型はアッピア街道ですか。いづれ歩きたいものです。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_755

カッシア・アンティカ、ローマ時代の道

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_757

花咲く木

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_758

澄んだ空

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_75a

休憩

ここを過ぎるとヴィテルボが遠くに見えます。町までの道は平坦でまっすぐな砂利道で比較的殺風景。この行程の途中にはバールはありません。ヴィテルボはエトルスク時代に起源を持つシエナ以来の大きな町です。巡礼路は郊外から城壁の中に入りますが、今日泊まるカプチーニ修道院は少し外れた所にあります。まずはそこへ行き荷物をおろして、休んでから午後少し涼しくなったら観光です。町の中心まではゆっくり歩いて30分くらい、老マウリツィオ達は残念ながらここで巡礼を終わります。

feeLZR4oRJefdtCVVNS4Dw_thumb_75c

カプチーニ修道院の教会、この脇に宿泊施設があります

1v1LF%Y4S1KOs7irazehyw_thumb_75d

プレビシート広場

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_76b

広場の角、柱の上のライオンはヴィテルボのシンボル

OgjLsbUGRZueox1Hq7sIBg_thumb_761

ドゥオーモ前の広場、巡礼路は正面の回廊の下を通る

x56tfJUHTzihG2OwFeRtLw_thumb_764

ドゥオーモのファサードと鐘楼

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_766

ドゥーモ内部

aWp9up2rQR2sfAgmjhC2QA_thumb_75b

修道院のラベンダー

 

Tappa 15,  2018. 7. 09   VITERBO  –  SUTRI    32,0 Km.  ( Variane Cimina)

オフィシャル巡礼路はヴィテルボからvetrallaヴェトラッラ16km、ヴェトラッラからストゥリ23,5kmと2日で進みますが、ヴィテルボからストゥリまで1日で行ける道があります。距離は約32km、標高約800mのチミーナ山を越えます。私達は後者を選択。距離もあるので早朝にアレッサンドロとヴィテルボをスタートし、ローマ門から郊外の住宅地を抜け山道を上って行きます。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_774

ヴィテルボのローマ門

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_776

山道を行く

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_778

道しるべ、思ったよりしっかりあった

ncO9N%nsQSWel3Th0Nw_thumb_77e

o7dOhAQxSLyh24Z%lYwzNg_thumb_780

森の中

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_781

ロンチリオーネ、2時間10分とある。この後草むらで道に迷う

山の上には美しいカルデラ湖、ビーゴ湖があります。巡礼路からは少し離れたキャンプ場近くの湖畔にはベンチもバールもありゆっくり休憩できました。湖からの道はずっと下り、途中ロンチリオーネの町のを通り、ストゥリへと向かいます、ずっと舗装道路です。ストゥリの町の下の岩壁や周囲には、エトルスク時代のお墓の跡が見られます。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_787

山上のヴィーゴ湖

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_788

静かで美しい湖

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_78b

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_78d

ロンチリオーネ、市役所でスタンプをもらう

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_78e

休む日陰とベンチを探すがナイ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_793

ロンチリオーネの町

2V0SHiVHSXGYFyX5QuzmHw_thumb_797

エトルスクの遺跡のひとつ

ストゥリで宿泊を予定していたカルメリターネ修道院は予約を受け付けません。巡礼者の受け入れは3時30分から、その時間にブザーを押すと、今日は臨時休業なのよ、他をあたってね〜。あなた達のために祈ってあげるわ〜とのお返事。そこで近郊の3km離れた、フォンテ・ヴィオラにあるフランチェスコ派の修道会の宿泊施設に電話を入れます。私はすでにこの優しいフランチェスコ派の修道女が頼まずともストゥりまで車で迎えに来てくれるのを知っていました。この宿泊施設の名称ははオアシ・ディ・パーチェ、平和のオアシス。静かで心休まる場所です。

 

Tappa 16,  2018. 7. 10   SUTRI –  CAMPAGNANO DI ROMA    24,5 Km

朝、シスターにストゥリまで車で送ってもらいました。ストゥリを過ぎるとローマが近づいてきた感じがします。大きな地中海松やヘーゼルナッツの森、町の感じや景色も変わって来ます。イタリア人以外のヨーロッパ人の巡礼者にも何人か会いました、彼らは皆スイスからグラン・サン・ベルナルド峠を越え、すでに1000km以上もフランチジェナを歩いて来ました。イタリア人はほとんどトスカーナからのスタートでした。

Eqj6KDtWTZynwsBt1Vj1aw_thumb_79b

カッシア街道の向こうから見たストゥリの町

uKQltgRiRAC2aOimn4W46Q_thumb_79c

遺跡、ローマ劇場

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7a0

周囲にはエトルスクの遺跡が各所にある

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_79d

紫陽花

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7a3

ウエスタン風

Q3lR5ntZRvGeuerGGdMvmw_thumb_7a8

モンテロージの教会

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7aa

爽やかな草原だが、暑い

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7b0

フランチジェナ巡礼路、畑はヘーゼルナッツの苗木

HkS4eOE9RgiXPgNmhrJCWA_thumb_7af

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7b6

モンテジェラートの渓谷

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7b8

道の向こうがカンパニャーノ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7b9

ネコも坂を上る

 

Tappa 17,  2018. 7. 11   CAMPAGNANO  DI ROMA –  LA STORTA   22,8 Km

朝焼けのカンパニャーノを後に、道は上り下りを繰り返し、フォルメッロの町、草原を通りローマへの最後の宿泊地、ラ・ストルタへと向かいます。

tn2jfPPTT3e88Fy9LAVlNg_thumb_7be

カンパニャーンノの朝

%XEi3sJIQ8auWimpwQQ7kA_thumb_7bf

朝焼け

HIH8vL%6Su6+aBGlkquU+Q_thumb_7c0

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7c7

道の十字架

O%zBlYkRTXOBE1YSyukufw_thumb_7c4

マドンナ・デル・ソルボ聖堂

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7c9

ローマ36km、カンタベリーまでは計算できない

5P0Wc7RERqyebvIIrOb5Tg_thumb_7ca

道が開ける

vhclVYhBRXaWBiiPsuP52Q_thumb_7ce

前方に牛

dO2pu5oJSciPf3U9bj0YWg_thumb_7d2

お先にどうぞ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_80f

フォルメッロ、中世の町の入り口

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7d5

フォルメッロの町中、道は町から階段を下る

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7d7

小屋の上に茂る木

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7d8

空が大きい

Fy753xhZRA+q1b%RMRzLuQ_thumb_7db

草原の自然歩道が続く

c0kwwsRIRZeAIRu7XYwXFA_thumb_7e0

草原の道から谷に下りる

5jNOMY1yTXuAANghWVzl1A_thumb_7e1

小さな滝、水が枯れている

この谷がこの行程で一番低い所です。ここからまたラ・ストルタまでは上りです。交通量の多いカッシア街道から外れて、100mほど坂を上がったポヴェレッレ修道会の施設にこの日は泊めていただきました。街道沿いにはスーパーもレストランもありますが、ラ・ストルタに見るところはありません、修道院のきれいな庭でゆっくりくつろぎました。

B5Iz2uosTK2LGCz+GMCx+Q_thumb_7e4

修道院のマリア像

 

Tappa 18, 2018. 7. 12  LA STORTA    ROMA  VATICANO    19,1 Km

フランチジェナ巡礼路も最終日です。今日の行程はカッシア街道の歩道をまっすぐ6kmほど行き、自然公園を横切り、ローマの郊外へ。そこからさらにモンテ・マリオの丘を上り、ローマを眼下に眺めてからバチカンに至ります。ローマ市内のカオスを避けるように考えられた道です。

wggIfcQIS7SJ1dHpOyHyYg_thumb_7e8

地中海松の並木

SP4HlteTSpy2W2wjOtb3PQ_thumb_7ea

フレンツェからローマに続くカッシア街道

idqDX84ISNCQHcd2s7%j%w_thumb_7eb

街道の途中から自然公園の中に入る

UE3tnZfBQlCZDcmVedR25A_thumb_7ee

草むらの道

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7f2

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7f6

ピンクのキョウチクトウ

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_7f7

草の生えた屋根、バチカンの紋章がある

B57xKeF5QoCg5hnXfFzlRw_thumb_7fd

モンテ・マリオから眺めるローマとテヴェレ川

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_801

サン・ピエトロ大聖堂のクーポラが見える

モンテ・マリオを下るとすぐ中心街に入ります。バチカンまではほぼまっすぐ、30分ほどで迷うことなく到達できます。近づくと観光客の波にもまれローマに着いた実感が湧いてきます。この巡礼で出会ったアレッサンドロ、マウリツィオ達、みんな私のひとり巡礼を彩り、楽しくしてくれました。お世話になった宿泊施設や修道院、おかげさまで無事にローマに着きました。

サン・ピエトロ広場の前にあるインフォメーションでもテスティモニウムがもらえるので多くの巡礼者はそうしてしまいますが、そのすぐ裏の路地に巡礼事務所、チェントロ・サン・ロレンツォがあります。テスティモニウムももらえ、ソファー、水、トイレ、荷物も無料で預かってもらえます。フランチジェナの巡礼者数の集計などもちゃんととっています。そこに荷物を置いて大聖堂へ、入場者の列に並びさらに手荷物チェックを受けてようやく中に入れます。広い大聖堂の中、聖ペトロのお墓はその地下にあります。ミケランジェロやベルニーニなどの芸術品をちらっと見て、サグレスティア、準備室へクレデンシャルにスタンプをもらいに行きました。警備のお兄さんにスタンプが欲しいというと一般入場禁止の仕切りを外して中に入れてくれました。フランチェスコ法王の謁見は水曜日、日曜日正午には広場で法王のアンジェルスの祈りがあります。

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_802

サン・ピエトロ広場

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_807

サン・ピエトロ大聖堂

UNADJUSTEDNONRAW_thumb_808

ローマの青い空

これでフランチジェナ巡礼路の旅も終わり。アレッサンドロはローマに住んでる両親の家へ、私はローマで1泊することもなく、列車でトスカーナの海側へ向かいました。その列車の車窓からは、一面に咲いたひまわり畑が見渡せました。

fine

フランチジェナ巡礼路の主な紹介サイト、Map、App、その他。

http://www.viefrancigene.org/en/

http://viefrancigene.com

宿泊リスト

https://www.viefrancigene.org/en/resource/blog/Webmaster/accoglienza-pellegrina-e-turistica/     (見たい地域をクリック)

http://viefrancigene.com/laccoglienza/    (PDFファイルをダウンロード)

http://viefrancigene.com/tutte-le-accoglienze-pellegrine/     (同じサイトの一覧表)

宿泊は前日に電話して予約します。

Buon Cammino!

 

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

w

%s と連携中